浦和・李忠成と川崎・エドゥアルドが接触(写真は、イメージ)

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サッカーJ1の川崎戦(2017年7月5日、等々力陸上競技場)で、相手選手の激しいスライディングで左ひざを負傷した浦和・FW李忠成が翌6日、ツイッターで無事を報告し、ラフプレーの撲滅を訴えた。

「この様なファールは、サッカーの後輩達の為にも撲滅しなければいけない」。李はツイートでこう述べ、その場面の映像を掲載したが、「動画まで載せなくてもいいのでは?」との意見が上がったり、リプライ欄でサポーター同士の応酬が繰り広げられている。

この様なファールは、サッカーの後輩達の為にも撲滅しなければいけない

後半22分に途中出場した李は、1‐4とリードされた後半42分、自陣からのパスをもらい前線に切り込んだ。だが、川崎のDFエドゥアルドの激しいスライディングが、その左ひざを直撃。ピッチに倒れ込み、悶絶の表情を浮かべながら、タンカで運ばれて途中交代を余儀なくされた。

李は翌6日、ツイッターで

「運と親から授かった身体のお陰と医師から言われた。大事に至らず良かった」

と無事を報告した。近日中に検査を受ける予定で、次節の新潟戦(9日・埼玉スタジアム)に出場できるかはその結果次第だ、とデイリースポーツ(ウェブ版)の6日付記事が報じた。

李はまた、ツイッターで

「30年間サッカー人生が1プレーで終わるこの様なファールは、サッカーの後輩達の為にも撲滅しなければいけない。一瞬での全ての膝靭帯が吹っ飛ぶなんて悲しすぎる。僕を思う全ての人達に感謝でしかない。ありがとう」

とも述べ、エドゥアルドのスライディングを捉えた8秒間の映像を公開した。テレビ中継のリプレー映像だからか、「相当、李忠成は痛がっていますけど」「少し足を高く上げてしまって、ひざの...」という音声が、動画から聞こえてくる。

ツイートには「大事に至らなくてよかったです」「他サポですが安心しました」と李の身を案じる声が寄せられた一方で、「危険だとは思いますけど、わざわざ動画まで載せる必要あります?」「動画あげる必要あんの??」などと、動画の掲載を批判する声も上がった。

「相手選手は謝ったんですよね?」

動画掲載を批判したサポーターたちは、どうやらエドゥアルドへの配慮に欠けている、と指摘したかったようだ。

「動画まで載せて被害者アピールっすか?同情してほしいの?エドゥを悪者扱いしたいの?」
 「エドュがマジでいらないプレーしたとおもったし怪我心配してたけど、こういう自分だけ綺麗事みたいなこといって動画までアップするとか本当に引いた」

さらには、ブラジル大手「Globo」などに寄稿するフリーランスのブラジル人記者チアゴ・ボンテンポ氏が5日の試合後、

「エドゥアルド選手、このプレーについてのコメント 『わざとじゃなかった。それをして今でも申し訳なく思っている。だから試合後、ロッカーに行って彼に謝った』」

とツイッターに投稿したのを理由に、

「エドゥアルドは謝りに来て反省してるのにわざわざ動画載っける必要ないと思います」
 「相手選手は謝ったんですよね?水に流せとは言いませんが、クラブが正式に抗議すればいいことで、本人が動画をあげるのは違うと思います」

という批判する声も寄せられた。

李のツイートをめぐり、サポーターたちの批判の応酬が続いているが、こうした一連の騒動を俯瞰するかのように、

「今回に関しては李選手何も悪くなくない??なんでリプ欄批判の嵐なの??」
 「被害者の李が動画少し載せただけで叩かれるのは草」

と投稿するユーザーも現れている。