中国メディア・今日頭条は3日、日本の高速道路にあるサービスエリアについて「まるで小さなショッピングモールのよう」と称賛する記事を掲載した。記事の作者は特に、施設で販売されている食べ物の豊富さに感銘を受けたようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・今日頭条は3日、日本の高速道路にあるサービスエリアについて「まるで小さなショッピングモールのよう」と称賛する記事を掲載した。記事の作者は特に、施設で販売されている食べ物の豊富さに感銘を受けたようだ。
 
 記事は「訪れる前のイメージでは、日本のサービスエリアは、環境や飲食といった面で中国よりもちょっといいくらい、という感じだった」としたうえで、実際に大型のサービスエリアを訪れたところ「外観を見た時点ですでに、その考えに大きな変化が生じた。外観はまるで小さなショッピングモールのようであり、清潔で秩序があるという第一印象を覚えた」と伝えた。
 
 また、エリア施設内には大小さまざまな売店や飲食店が入居しており、コンビニのような軽食のほか、様々な食べ物が売られていることを紹介。ベーカリーではたくさんの種類のパンが売られており、客が行列を作って買い求めていたとした。さらに、寿司や肉まん、その他ホットスナックなどがその場で作られて売られているのを見つけたと説明している。
 
 記事はそのうえで「突然、中国の多くのサービスエリアで提供されているサービスを思い起こした。食べ物もあるにはあるが、種類が少ない。茹でトウモロコシにアヒルの卵の塩漬け、そしてインスタントラーメンくらいのものだ」と指摘。もし日本のように設備や品物、各種サービスが充実したサービスエリアがあれば、きっと利用者は可能な限り長い時間滞在したいと考え、リフレッシュ効果、さらには運転の安全性も自然と高まるだろうと論じた。
 
 そして、「差は大きいが、将来わが国でもより多くのドライブ旅行者に対してさらに特色ある、行き届いたサービスが提供されるようになると信じている」と結んだ。
 
 中国のネットユーザーからも、日本と中国におけるサービスエリアの差の大きさを嘆く声が多く寄せられている。日本よりもはるかに長い距離の高速道路が、網の目のように張り巡らされている中国。運転距離も日本人より長くなるケースが多いことだろう。それならなおのこと、まさしくドライバーを満足させる「サービス」を提供するサービスエリアの存在が必要ではないだろいうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)