イラク・モスル西部のジャディダ地区で、民間人の死亡が報告されている空爆の後、被害状況を調べる男性(2017年3月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米主導の有志連合が3月にイラク第2の都市モスル(Mosul)でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」を標的に行った空爆について、米国防総省は少なくとも民間人105人が巻き添えで死亡したとする調査結果をまとめた。当局が25日発表した。ただ、多数が犠牲になったのは空爆によってISの爆発物が爆発したためと説明している。

 米軍は3月17日、当時ISの支配下にあったモスルのジャディダ(Jadida)地区にある建物に潜んでいたISの狙撃手2人を殺害するため、精密誘導弾を用いて空爆を行った。

 当局によると、空爆によってISが所持していた爆発物が爆発し、建物の崩壊を引き起こした。階下には避難した多数の民間人が身を寄せていた。

 調査を指揮した米空軍のマット・アイスラー(Matt Isler)准将は「2次的な爆発で建物は瞬く間に崩れ、ISIS(ISの別称)の狙撃手2人、階下にいた民間人101人、西側の建物にいた民間人4人が死亡した」と述べた。

 3年ほど前からイラクとシリアで行われているIS掃討作戦で、一度の空爆で巻き添えとなった民間人の犠牲者数としては過去最多。

 米国は先に、モスルでの空爆で多数の民間人が死亡したことについて「恐らく」一端を担ったとだけ認めていた。
【翻訳編集】AFPBB News