以前利用していた携帯電話・スマートフォンは、過半数が手放さずに持っており、その理由は個人情報や買取価格への不安でした。約8割は中古端末の購入に抵抗を感じている、との調査結果が公開されました。

所有の携帯・スマホは9割以上が「新品」

MMD研究所は、「2017年中古端末に関する購買動向調査」の結果を発表しました。調査は、15歳以上の男女を対象に2017年4月12日から19日にかけて実施され、2,125人から有効回答を得ています。
 
現在所有している携帯電話・スマートフォンは「新品で購入」が91.6%、「中古で購入」は1.7%でした。2016年4月に実施した前回調査と比較して、「新品」が2.9ポイント増、「中古」が1.0ポイント減とわずかに変動していますが、新品が圧倒的多数です。
 

古い端末「そのまま持っている」が過半数

以前所有していた端末は、「そのまま持っている」が55.0%で最多で、以下「通信事業者の下取りプランに出した」25.8%、「中古買取店に買い取ってもらった」3.9%の順でした。
 

 
前回調査と比べて、「そのまま」が4.9ポイント減り、「通信業者の下取りプラン」が8.9ポイント増えています。

古い端末、手放さない理由は「個人情報」「買取価格」

以前使用していた端末をそのまま持っている理由は、「個人情報が心配」が36.9%で最多、次いで「どうせ大した値段で売れない」が33.5%、「サブとしてたまに利用」が18.6%などとなりました。
 

 
そのまま持っている理由と、性・年代との関連性を分析したところ、30代以上の女性は「個人情報」を気にする傾向が見られ、40〜60代男性は「どうせ大した値段が売れない」と考える傾向があります。
 

中古端末の購入、約8割に抵抗あり。特に女性に強い抵抗感

中古端末を購入することへの抵抗感は、全体では「抵抗がある」が42.9%、「やや抵抗がある」が36.2%で、合計79.1%が中古端末に抵抗を感じています。
 

 
性・年代別に分析すると、特に40代以上の女性は「抵抗がある」、男性は「あまり抵抗はない」と感じる傾向が見られます。
 

中古スマホ流通の業界団体も発足、買取価格を公表へ

今回の調査結果から、日本では中古端末の利用者は少数派であり、中古端末の利用には特に女性が抵抗を感じる傾向が見られます。
 
昨年8月、公正取引委員会が日本の携帯電話業界の問題点として、中古端末の流通が阻害されていることなどを指摘していましたが、ユーザーの心情的問題も大きく影響しているようです。
 
今年3月には、中古スマートフォンの普及を推進するための業界団体が発足し、買取価格の相場をWebで公開することで買取市場の透明性を高める取り組みを行っており、今後は日本でも中古端末の流通が活性化する可能性もあります。

 
 
Source:MMD研究所
(hato)