ハリル監督が浦和の豪州勢6-1撃破に上機嫌 「ほとんどの選手が代表候補に入っている」

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浦和のサッカーを称賛 「爆発的なスピードがあると試合はこうなる」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、26日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節の浦和レッズ対ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW/オーストラリア)戦を埼玉スタジアムで視察。

 浦和が6-1のゴールラッシュで勝利した試合後、「浦和の選手は、ほとんどがラージグループの候補に入っている」と明かした。

 浦和には3月のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のゲームで招集したGK西川周作、DF槙野智章、DF遠藤航が所属。この日は遠藤に出番がなかったが、西川と槙野がフル出場した。他にもMF柏木陽介、FW武藤雄樹、FW興梠慎三といったハリル体制で招集歴のあるメンバーも所属している。

 浦和はWSWに対して前半だけで3得点を奪って勝利を決定づけると、後半にも3点を追加した。その戦いぶりにハリル監督は「オーストラリアのチームにとって、浦和のプレーは速すぎたかもしれない。背後を突いていけるのは日本の長所だ。爆発的なスピードがあると試合はこうなりますね」と、上機嫌だった。

 W杯最終予選では敵地で1-1の引き分けと、ハリルジャパンはオーストラリア代表を相手に苦戦したが、クラブレベルとはいえ浦和はWSWに敵地での初戦も4-0と大勝。2戦合計10-1と、圧倒的な差をつける結果になった。

関根や駒井ら気鋭のアタッカーも結果を残す

 そうした戦いぶりを見せた浦和の選手たちは、ハリル監督にとっても選択肢に入っていることを明かした。

「浦和は3年間見ているので、選手たちは全員よく知っています。ほとんどの選手が候補に入っている。ラージグループの候補という意味でもありますが」

 この日先制ゴールのMF関根貴大や2アシストのMF駒井善成といった気鋭のサイドアタッカーも結果を残した。上機嫌のハリル監督にとって、浦和がこの日の勝利でACL2年連続の決勝トーナメント進出を決め、国際試合の経験を積んでいくことはプラスに働くかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images