Netflixオリジナルドラマ『13の理由』

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自殺をテーマに、悩める10代の若者たちを描いたNetflixのドラマシリーズ『13の理由』が、ある記録を塗り替えていたことが分かった。英Digital Spyが報じた。

今最も注目を集める一作であるティーンのミステリードラマ『13の理由』は、初週に最も多くツイートされたシリーズとなった。調査会社Fizziologyの統計によると、配信が始まった3月31日から4月7日の間で、本作に関する投稿は350万件以上にも及んだという。

Fizziologyが発表した正確な数字は3,585,110ツイートで、これは2位のNetflix配信『Chasing Cameron(原題)』のツイート数(1,326,010)の2倍以上に上る。Twitter社もこの発表を認めており、「『13の理由』は配信ドラマシリーズの中で最も多くツイートされた作品だ」と報告した。

人気歌手で女優のセレーナ・ゴメスが製作総指揮として参加していること以外、配信前は特に話題に上がることはなかったが、Netflixの人気シリーズである『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』でさえもここまでの数字を打ち出すことはできなかった。

『13の理由』は、2007年に出版されたジェイ・アッシャーによる同名ヤングアダルト小説が原作。自殺を図った高校生のハンナ・ベイカーが、命を絶つ前に友人クレイを含む13人にカセットテープを送っていたが、そのテープには、彼女が自らの命を絶った理由が語られていた...というストーリーだ。

このドラマは、自分の人生を終わらせると決めたハンナの決断を中心に展開していくが、クリエイターのブライアン・ヨーキーは、彼女の自殺シーンを詳細に描くことを大切にしたという。「僕たちは良い作品にするために必死に頑張った。しかし、"自殺"そのものは無意味なものだと思ってもらえるように、観ていて胸が痛むようなドラマにしたかったんだ」と語った。

『13の理由』はNetflixにて全世界で配信中。(海外ドラマNAVI)