インドの首都ニューデリーのインディラ・ガンジー国際空港に駐機中のエア・インディア機(2012年5月11日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】インドで7日、ビジネスクラスのチケットを持っていたにもかかわらずエコノミークラスの座席に座らされたとして、客室乗務員(60)を自分の履物で繰り返したたいた議員に対する航空各社による搭乗拒否処分が取り消された。

 西部マハラシュトラ(Maharashtra)州選出でヒンズー教至上主義を掲げる政党「シブ・セナ(SS)」所属のラビンドラ・ゲイクワッド(Ravindra Gaikwad)下院議員は先月、国営航空会社エア・インディア(Air India)の機内で客室乗務員を繰り返したたき、その様子が撮影された動画が流出し、同国内で大きなニュースとなっていた。

 ゲイクワッド議員は、地元プネ(Pune)から首都ニューデリー(New Delhi)に向かうエア・インディアの旅客機に搭乗したが座席をめぐって口論となり、客室乗務員を自分の履物で25回前後たたいたと、後に認めた。

 エア・インディアは被害を警察に届け出て、さらにゲイクワッド議員の搭乗を拒否した。これを受け航空他社も同様の措置を講じたために、同議員は列車での移動を余儀なくされた。

 しかしインド民間航空省が、ゲイクワッド議員が最近謝罪したことを考慮するようエア・インディアに求めていたことを受け、同議員に対する搭乗拒否処分は7日に取り消された。

 エア・インディアの広報担当者は声明文で「エア・インディアがゲイクワッド氏に科した搭乗拒否処分はただちに取り消された」「しかしながら、エア・インディアは、当社の従業員がいかなる乗客からも暴行されたり不作法な振る舞いを受けたりすることのないように尽力し、いついかなるときにおいても従業員の尊厳を守るために断固とした措置をとっていく」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News