昨年末にボカ・ジュニアーズから上海申花に移籍したカルロス・テベスが、早くもアルゼンチン帰国を望んでいるという。アルゼンチンメディアの報道が各国で伝えられた。

冬のマーケットでも“爆買い”が騒がれた中国だが、中でも注目を集めたのが上海申花のテベス獲得だった。テベスのサラリーは週給で61万5000ポンド(約8700万円)とも言われ、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドをはるかにしのぎ、世界最高給の選手になったとされている。


ところが、そのテベスはもう中国に嫌気を感じているようだ。中国リーグや上海申花のクオリティーに不満を覚えているという。上海申花は今月、アジア・チャンピオンズリーグでブリスベン・ロアーに敗れ、まさかの予選敗退に終わっている。

古巣のボカへの復帰もうわさとなり始めたテベス。だが、代理人のアドリアン・ルオッコは、「彼は中国から戻ってくるところではない。どこからその話が出たのか分からないね」とコメント。「テベスと話したが、彼はどこにも行かない」と移籍を否定した。

また、グスタボ・ポジェ監督も「カルロスはここでうまくやっており、中国を離れることはない。彼と話したが、すべて普通だよ。彼は出て行かない」と、テベスの残留を強調している。