プロのビューティシャンがホームレス女性のために無料ビューティーサロンをオープン

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英国ロンドンのビューティシャンが、チャリティ団体の協力を得て、ホームレス女性のための無料ビューティーサロンを1日オープンした。

今後この無料ビューティーサロンは、毎月1日ずつ開店する予定だそう。

Whitechapel Mission

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自尊心を取り戻してもらうため

事の始まりは、英国のチャリティ団体「ホワイトチャペル・ミッション」にかかってきた1本の電話だった。

電話をかけたのは、ロンドンに住むイラン出身のビューティシャンで、実業家としてビューティーサロンも経営しているロクサーナ・モハメディアン・モリーナさん(34才)。

彼女は「ホームレスの女性に自尊心を取り戻してもらうために」、フェイシャルトリートメントやメイクアップ、ヘアメイク、ネイルなどを無料で提供したいと言い、同団体に協力を求めた。

Whitechapel Mission

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団体本部の2階をビューティサロンに

チャリティ団体は、ロンドン・タワーハムレッツ区にある本部の2階ホールを提供。機材を運び入れ、急ごしらえながらもヘアやフェイシャル、ネイルを施術できるサロンに変えた。

施術はロクサーナさんが連れて来た3名の美容師と、ロクサーナさん本人が行なった。

Whitechapel Mission

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自信は社会復帰への第一歩

この無料ビューティーサロンは1日だけのオープン。その日、海外ニュースメディアの取材を受けたロクサーナさんは、次のような感想を語った。

「彼女たちはホームレスであるという境遇を数時間でも忘れ、自分が美しくなっていく過程を楽しんでいるように見えました。そんな様子を見れたのは、とても貴重な経験でした」

「私がスキンクレンジングをした女性は、『そんなことしてもらったのは生まれて初めてだ』と言っていました。また、私たちがイヴ・サンローランの化粧品を使ったのを見て、『信じられない』と言った人もいました」

「そんな高級ブランドは自分にはもったいない、と言っていたのが少し可哀相でしたが……」

Whitechapel Mission

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ロクサーナさんの出身国イランでは、女性の化粧が禁止されている。彼女は「イギリスに移住して初めて、メーキャップが女性の自信に繋がることを知った」そうだ。

今回の試みがホームレスの女性の自尊心を回復させ、それが社会復帰の一歩に繋がることを、ロクサーナさんは期待している。

彼女の無料ビューティサロンは、月に1回だけ開店する予定だ。