20日、中国では旧正月(今年は1月28日)間近とあって新年を祝う雰囲気が漂っており、家族団らんの時間を過ごすため多くの人が帰省している。そんな中、郷里の両親に会うため男性が取った行動が話題になった。資料写真。

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2017年1月20日、中国では旧正月(今年は1月28日)間近とあって新年を祝う雰囲気が漂っており、家族団らんの時間を過ごすため多くの人が帰省している。そんな中、郷里の両親に会うため男性が取った行動が話題になった。中国経済網が伝えた。

河北省唐山市出身の男性は、大学卒業後に浙江省で外資系の企業に就職した。外資系ということもあり、休日は中国の風習に沿っておらず、気づいたら2年も帰省していなかったという。職場から郷里まで移動だけでも20時間を要するため、両親が来ることは難しく、仕事の性質上長期休みを取ることもできなかった。

男性は一人っ子で両親に会いたいと考えていたが、仕事への影響を懸念しジレンマに陥っていた。ところがある日、中国が2013年に改正した高齢者権益保障法で、親と離れて暮らす人に対し定期的に帰省するよう求めていることを知り、両親に自身を訴えさせ裁判所の判決を持って会社に休みを取ろうと考えた。両親は反対したが、息子に会いたい一心で裁判所に訴え、最終的に「毎年最低5日間は両親に顔を見せる」との判決が下り、男性は会社から休みを取ることに成功した。

今回の例は特殊であり、現状としては仮に判決を下しても執行力が弱いのが難点となっている。仮に親子の関係が良くない場合、判決を下したとしても子どもは帰省しないケースが多く、職員が各地に飛んで子どもを連行することもできない。このため各地の地方裁判所は、裁判に持ち込む前に双方が和解するよう調整しているという。(翻訳・編集/内山)