【今さら聞けない】ガソリンがこぼれてボディに付くとどうなる?

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今の塗装なら放置せずすぐに拭き取れば問題ない

セルフスタンドが主流になってきただけに、増えているのがガソリンの垂れというか漏れだ。スタッフがやってくれるところなら、危なそうなときはタオルを敷いて給油してくれたりと配慮してくれるが、セルフだと給油が終わってなんとなくノズルを抜いたら、けっこうな量が垂れてビックリ。ビックリするぐらいならいいけど、そのまま塗装に付いてしまったなんて経験はあるのではないだろうか。

気になるのはガソリンによって塗装に悪影響がないかということ。実際のところは、塗装は樹脂の一種で、そこにガソリンが付けば侵されしまうのは事実だ。バイクに乗っているひとなら経験したことがあるかもしれないが、ガソリン染みというのが最悪できてしまう。ちなみに黒いシミというよりは、クリア層が曇った感じになるのが特徴だ。

ガソリンは揮発性が高いから、すぐに乾くから大丈夫だろうと思うかもしれないが、実際はなにかしらの成分が残っている。こぼれたところを指で触ってみると、ツルツルとそこだけ触感が違うハズだ。これが塗装に染み込んで悪さをする。

ただ、最近の塗装は弱くはないので、すぐに拭き取れば問題はないだろう。シミができるのは、大量にこぼれたのをそのまま放置していればというレベルなので、神経質になることはなくて、こぼれたらすぐに拭き取るという程度の意識でいい。

またコーティング剤のなかには、石油系からの保護もうたうものがあるので、気になるひとは使ってみるといいだろう。