PKで同点ゴールを挙げたジェディナクは、アンカーとしてオーストラリアの攻守のバランスを取った。(C) Getty Images

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 10月11日、ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のオーストラリア対日本が行なわれた。
 
 5分、原口元気が本田圭佑とのワンツーで抜け出し、日本に先制弾をもたらす。しかし、その原口が51分にペナルティーエリア内でトミ・ユリッチを倒してPKを献上。これを52分にマイル・ジェディナクに難なく決められて、同点となった。
 
 その後、オーストラリアが押し込む時間が続いたものの、日本はなんとか耐え凌ぎ、試合は結局1-1のドロー決着となった。
 
 試合後、同点弾を決めたオーストラリアの主将ジェディナクは、アメリカメディア『フォックススポーツ』の取材に対し、「最初から押し込もうと考えていた。だけど、僕らも落ち着きすぎていたし、日本は本当に忍耐強く、深く引いて多くのプレッシャーをかけてこなかった」と応え、押し込みながらもゴールを奪えなかった前半を振り返った。
 
 さらに、「僕らは日本の出方をみるように指示された」とハーフタイム中の出来事を明かしたジェディナクは、「上手く立て直せた。残念ながら勝つことはできなかったけど、僕たちは勝利に値する唯一のチームだった」と後半の出来を自画自賛した。
 
 一方でジェディナクは、以下のように語って悔しさを滲ませた。
 
「僕らが悪かったとは思わないが、日本の罠にハマってしまった。それは僕たちの認識の甘さからくるものだ。間違っていたね。僕たちはそういった考えを改めていくつもりだよ」

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