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Microsoftが開発中のAR(拡張現実)ヘッドセット「HoloLens」は、Oculus RiftHTC ViveなどのVR(仮想現実)ヘッドセットとは異なり、現実世界にデジタルデータを重ねて表示する「複合現実」を生み出すデバイスです。そんなHoloLensで、ファミリーコンピュータ用ゲームの名作「スーパーマリオブラザーズ」や「ドンキーコング」などをプレイするムービーが話題となっています。

Video: Augmented Reality NES Gaming Finally Gives Us A Reason To Want Microsoft's HoloLens - Nintendo Life

http://www.nintendolife.com/news/2016/08/video_augmented_reality_nes_gaming_finally_gives_us_a_reason_to_want_microsofts_hololens

Watch: Retro Games Running On The Microsoft Hololens - GameTyrant

http://gametyrant.com/news/watch-retro-games-running-on-the-microsoft-hololens

Video: Playing Super Mario on Microsoft HoloLens looks awesome

http://thenextweb.com/creativity/2016/08/16/video-playing-super-mario-on-hololens-looks-equally-awesome-and-surreal/

話題のムービーは以下から見ることができます。

N3S Alpha - HoloLens Showcase - YouTube

ムービーがスタートすると、部屋の中にスーパーマリオブラザーズのゲームスタート画面がドドンと表示されています。



HoloLensを装着したままベッドの方向に歩いて行くと、スーパーマリオブラザーズの画面がどんどん近づいてきます。どうやらゲーム画面はHoloLens装着者の視線に追従して一緒に動くのではなく、視界の一カ所に固定して表示しているようです。



そのままどんどん近づいて行きます。



ステージは1-1。



パッと視線を下ろすと、ちょうどマリオがクリボーにやられていました。



再びスタート画面に戻ってきました。



それにしても、この距離でゲームをプレイすることは滅多にないことなので、とても不思議な感覚に陥ります。



ふと前を見ると、窓ガラスにHoloLensを装着したムービーの撮影者が写っていました。



さらにゲームを続行します。



目の前をマリオがテクテク。



角度をつけてゲーム画面を見るとこんな感じ。従来のTV画面でプレイするゲームの場合、ゲーム画面上のピクセルは平面的なものでした。しかし、HoloLensで表示すると2次元データだったはずのピクセルに奥行きがプラスされており……



ファミリーコンピュータのゲームでさえこの立体感に進化します。



ゲーム画面を裏側から見てもOK。



ゲーム画面に近づけばダイナミックかつこれまで誰も見たことがない視点からマリオを操作できます。



続いてドンキーコングをプレイ。



ゲーム画面に表示されたマリオと……



ドンキーコング。



ドンキーコングがゴロゴロっとタルを転がしたので……



このタルをHoloLensならではの視点で追跡。



転がってきたタルをハンマーで破壊するマリオ。HoloLensでプレイすると、明らかに迫力が増しています。







もちろんドンキーコングの画面にも奥行きがプラスされており、2Dデータだったはずのマリオたちが立体的に表示されています。



さらに、テトリスをプレイ。



ゲーム画面はこんな感じ。



もちろんテトリスも立体的に表示されています。



他にも、スペースインベーダーや……



リンクの冒険など、さまざまなゲームをHoloLensでプレイ。



そのまま手にとれそうなくらいきれいに立体化したゲームスタート画面の剣。



小さな頃にハマったファミリーコンピュータやスーパーファミコンのゲームをHoloLensでプレイすると、昔とは違った感動が待ち構えていそうです。