走りはもちろん、安全性や快適性、そして内・外装の質感向上を掲げて開発されたという新型スバル・インプレッサ

オーナーやドライバーにとってインパネは、所有する喜びを満たしてくれる重要なセクションといえるでしょう。

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インテリアのクオリティアップも新型インプレッサの見どころで、8インチナビからコンソールまで連なる力強い造形、インパネからドアトリムまでの連続感、インパネのステッチ(上級グレード)などに注力しているそうです。

開発当初のスケッチは、レガシィサイズなどの将来のDセグメント車を見据えたコンセプトデザインだったそうです。

将来デザインを良くしたいということでデザイナーサイドがこっそり作っていたものを、阿部一博プロジェクトゼネラルマネージャーに見せたところ、「これやりたいね」という話になったそう。

しかし、新型インプレッサはサイズアップされたとはいえ、DセグメントではなくCセグですから「サイズが大きすぎて合わない」ということになります。

それでも新型インプレッサに落とし込め! ということに。サイズでいうと数十ミリ異なるそうですから、単にスケールを小さくすればOKということではもちろんありません。

単に入れるだけならできるかもしれないそうですが、ナビを入れるだけでなく、ナビの位置を上に上げることで視線移動を抑えて安全性を確保するなどの要件もあったほか、「シフトレバー前の収納(サイズ)を妥協するな」という指令もあったとのこと。

この開発エピソードを聞く限り、次期レガシィのインテリアデザインは新型インプレッサのそれの延長線上かさらに超えた質感、見栄えを実現してくるのでは? そんな期待も抱かせてくれます。

(文/写真 塚田勝弘、スバル)

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