杉原杏璃写真集「ANRI」より

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 グラビアアイドルの杉原杏璃(34)が写真集発売記念のイベントを開催した。杉原杏璃といえば、財テクタレントとしての顔も持つ。この日も報道陣を前に、得意の株式投資が絶好調で「東京で家が買える程度」の“億レベル”の貯蓄があることを明かしている。

 杉原の投資歴はすでに10年。資金20万円から株式投資を始め、2014年には儲けたお金で家を購入し、実家の母親にプレゼントしたほどだ。グラビアアイドルとしての収入よりも、投資での稼ぎのほうが上回っているとさえ言われている。

 飲食店の経営や、ファッションブランドのプロデュースなど、サイドビジネスを行う芸能人は多い。テレビから消えた芸能人が家賃収入で暮らしているという話もよく耳にする。ここでは、財テクタレントとして有名な女性芸能人を挙げてみたい。

松居一代(58):不動産投資、グッズロイヤリティー

 松居はハワイのドナルド・トランプ氏(70)の物件を所有するなど、不動産投資で知られている。夫の船越英一郎(55)と共同所有する都心の自宅は、推定5億円の大豪邸だ。2014年、『週刊文春』(文藝春秋)に「資産10億円」と報じられた際は、上方修正をして否定したほど。

 また、松居は女優や投資家のほかに、掃除道具『マツイ棒』など家事グッズを開発したり、『圧力鍋』をプロデュースするなど、ママタレ、主婦タレとしての顔も有名だ。マツイ棒のロイヤリティー収入だけでも相当なものであろう。

岡本夏生(50):不動産投資、ブログ

 芸歴30年の岡本は、グラビアアイドルやバラエティータレントとして、バブル期に大活躍。しかし1990年代後半から2000年代までレギュラー番組がほぼなくなり、文字通りテレビから消えた存在となっていた。

 岡本がそんな“潜伏期間”に行っていたのが不動産投資。東京・代官山の億ションをはじめ、静岡県や岐阜県に不動産を購入し、家賃収入で暮らしていたという。また、ブログ収入だけで多い月で1か月300万円ほどあるとか。 2016年、イベントのドタキャントラブルで再びテレビから消えてしまったが、生活に困る様子はなさそうだ。

壇蜜(35):駐車場経営

 壇蜜も副業で投資を行っていると噂された一人。グラビアアイドルとしてブレイク後、2013年末のオリコンのインタビューでは、芸能活動に見切りをつけ、「立体駐車場経営に乗り出したい」と語ったことが発端。その後、他のメディアで「都内3か所で経営」「すでに駐車場だけで年収800万」とも報じられたが、2015年1月の時点では、「立体駐車場を経営するまでには至っていません」としている。現在もタレントとして活躍中だが、副業の行方も引き続き気になるところだ。ちなみにコインパーキング投資は立地に恵まれれば利回り10%台も射程距離内とあって、人気の投資法である。

 芸能人の儲け話を聞いているだけで気分が浮かれてしまいがちだが、日経平均株価を見ればお分かりのとおり、投資は浮き沈みの多い世界。失敗した人も数知れず。財テク有名人たちは、芸能界で培った強いメンタルがあるからこそ、投資の世界でも成功しているのかもしれない。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。