7日、TBS「バース・デイ」では「出産から5か月で現役復帰 女子バレー荒木絵里香の戦い」と題し、女子バレーボール選手・荒木絵里香(31歳)をフィーチャーした。

荒木は2012年のロンドン五輪でキャプテンを務め、日本28年ぶりのメダル獲得に貢献。その翌年に元ラグビー選手・四宮洋平氏と結婚すると、2014年1月に女児を出産したが、その僅か5か月後に現役復帰を果たした。

ロンドン五輪を経て「まだ自分が選手として上手くなれるというものは感じられた」と語った荒木は、結婚後も現役生活を続ける予定だったという。しかし、その4か月後、自身の妊娠がわかると出産のため現役を退く決意をした。

それでも「競技を続けたいという気持ちと女性として出産もしたい、家庭も持ちたいという思いもあったのでそこの部分ですっごい悩みました」と明かす荒木は、「悩んでいる時に母や主人に相談していく中で”私が決めるなら全力でサポートするよ”って言ってもらえた。その一言は本当にすごく大きかった」と語った通り、家族の後押しが決め手となって現役復帰に踏み切った。

上尾メディックスの所属となってからは、ブランクを埋めるべく毎日6時間の練習に取り組んでいる荒木。そのモチベーションは「少しでも長くプレーし続けたいという思いはあります。娘が覚えてくれるまで。今はその存在のおかげで頑張れている」というもの。

「母親としてどうなのかなって思う部分はあるけど」と前置きした荒木は「自分がバレーボールできる環境をみんなが整えてくれるのでありがたい」と感謝の気持ちとともに、4年ぶりに復帰した全日本でリオ五輪世界最終予選に挑む。