想いをつづった木村文乃(2015年10月撮影)

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 女優の木村文乃が11日、東日本大震災のことをInstagramにつづり、大反響を呼んでいる。

 JR東日本のCM「行くぜ、東北。」に出演している木村。「これまでの3年間 行くぜ、東北と言うキャンペーンで ふた月に一度、多いときは月1で 東北、被災地各地へお邪魔させて頂き 沢山の地元の方々とお会いしました」と切り出すと、街の風景や撮影の合間に現地の方と交わした言葉から、「私の心に ただ、ただ静かにそして確かに 伝わってきたものが 伝えてくれたものがありました」と述懐。忘れられない撮影についても明かしている。

 また、その後の生活で撮影時の地元エキストラの方の言葉が脳裏に浮かび、自分の考えに変化をもたらしたことや、5年前の3月11日、東京にいた自分について「家に居ながら 怖くて家から出られずにいたほど臆病者で」などと弱さを包み隠さず記している木村。長文で自分の意見をしっかりと書きながら、最後は「行くぜ、東北のキャンペーンを通して 私が実際に目で見て肌で感じて こころに留め置いてきた事を 何て言われてもいい。今日という日に ここに残しておこうと思いました」と強い想いで締めくくった。

 この投稿を見た人からは、「感動しました」「東北で生まれ育ったものとして、木村さんには感謝の気持ちでいっぱいです」「涙が出ました。ズシンと心に響きました」「心に響きました。福島から、ありがとう」「読んでいて、鳥肌がたちました」「涙がとまりません」と共感や礼、絶賛のコメントが1,000件以上(12日11時現在)相次ぎ、6万4,000件以上の「いいね!」(12日11時現在)が集まるなど、話題になっている。(清水一)