−−違いを感じる所は?

Saku:多分、穂香ちゃんはちゃんと考えてから話すと思うんですけど、私はあまり考えずに色々と喋っちゃうかもしれないですね(笑)。

松本:そう見えてるかもしれないですけど、私も考えている風に見えて、ちゃんと話を聞いてなかったり、スーって行っちゃうので。違いは、陰(松本)と陽(Saku)みたいな(笑)。すごく陰とまでは思ってないですけど、高校の時、話したことのない女子たちに陰で「根暗」と言われてたらしいんです、私。話しかけられれば話すんですけど、頑張るのがちょっと面倒臭いというか、自分から行く必要はないかなと思ってしまうんです。

−−どんなタイプの人と仲良くなりやすいですか?

Saku:あまり関係無いと思うんですけど、血液型で言うとB型の女の子友だちが意外と多いです(笑)。すごく純粋なんですけど、どこか抜けてるんですよね。

松本:ボケにも突っ込みにもなれて、あっさりしてて、常識がある人ですね。ある程度暗い人、ちょっとひねくれが入ってる人だと気が合うと思います。スッと仲良くなる子は大体、偶然にも生い立ちとか似てたりするんですよね。

−−今回の『春色ラブソング』の歌詞は、どのようにして書かれたんですか?

Saku:元々、高校を舞台にした曲を書きたくて。阿部伶香さんという現役の大学生の子と一緒に、例えば男の子はバスケ部で、女の子はちょっと自信がなくてとか、一つずつ丁寧にシナリオを作ったんです。映画『ビリギャル』の劇中歌でデビューしてから、色んな高校に歌いに行かせてもらう機会があって。自分の性格もそうですけど、意外と変わってない所って多いなと思ったんです。音楽って、現役の高校生じゃなくても、聴いた時に同じような感覚になれたり、きっと年齢とか関係なくて。そういう恋心みたいなものを描きたくて、聴いてくれた方が主人公になれるように意識して、ストレートなラブソングを作りました。

−−松本さんは、ミュージックビデオに出演してみた感想はいかがですか?

松本:ずっとミュージックビデオに出ることに憧れてたので、楽しんでやらせてもらいました。好きな男の子に対する純粋な女の子の気持ちを、その時感じたままに出そうと思いながら、そんなに明るい子ではなく、自分と結構近い感じだなという気持ちで演じてました。運動が苦手で、休みの日に一人で学校に忍び込むって、なかなかだなと(笑)。

Saku:撮影で、穂香ちゃんがあまりバスケができない感じがめちゃくちゃ可愛くて。「届け 届け 届け」という歌詞の時に、バスケットボールを投げるんですけど、見所なので是非観てもらいたいです(笑)。

松本:「届け〜♪」って投げるんですけど、実は届かずに落ちちゃってるんですよ(笑)。