元イタリア代表監督のチェーザレ・プランデッリ氏は、ガラタサライを離れてからまだチームを見つけていない。再びベンチに座ることを待ち望んでいる。『Radio Anch'Io Sport』で、同氏は次のように述べた。

「道に戻りたいときに、素晴らしいチームから連絡があれば、ノーとは言えない。プロジェクトは別うにしてね」

その現場復帰を待つプランデッリ氏は、現在のセリエAについて次のように述べた。

「4、5チームがスクデットを最後まで争える。そうなることを願っているよ。インテルとユヴェントスは大きく変わったが、ペースを速めているね。インテルが首位におり、ユーヴェは気質を取り戻した。最初から良いプレーをしているよ。(マッシミリアーノ・)アッレグリと(ロベルト・)マンチーニは不当な批判を受けていた」

「ナポリとフィオレンティーナはプレーの面でほかよりも何かあることを示してきたが、セリエAではそれだけじゃ足りない。昨日の試合でユーヴェは何としてでも勝とうとした。フィオレンティーナはわくわくするプレーをするが、おそらく何かが足りない。おそらく、マンチーニとアッレグリはその点でより経験が豊富だ」

「ミランは大きく変わった。魅力的なプロジェクトで、(ジャンルイジ・)ドンナルンマや(アレッシオ・)ロマニョーリのような素晴らしい未来がある若手を加えている。これほど変えようという力があるのなら、待つ忍耐力も必要だ。ローマ? ユーヴェが勝つのは、クラブの存在感があるからだ。そういうときは選択を共有できる。監督をその都度左右させないでいられるんだ」

また、プランデッリ氏はマリオ・バロテッリにも言及した。バロテッリは先日、インスタグラムでEURO2016グループステージの組み合わせについて投稿し、「待ちきれない」とコメント。イタリア代表のアントニオ・コンテ監督から苦言を呈された。

「バロテッリにはなかなかないクオリティーがある。ポテンシャルは世界トップ5だ。だが、彼の人生においてサッカーが優先でないことは明らかだね。我々全員が、彼がその才能を示せるようにと願っている」

「最強の選手の一人になりたければ、ピッチで仕事をし、いくつかのことについては考えることすらしてはいけない。共調しない選手がいれば、監督にとっては常にチームが最優先なんだ。全員が理解しなければいけない」