2015年11月の軽自動車セールス速報が、全国軽自動車協会連合会より発表されています。全体としては14万9002台と前月より増えています(107.0%)が、前年同月比では84.2%と、増税などによる軽自動車離れは進んでいるようにも見えます。

車種別でのトップは11か月連続のホンダN-BOX。11月25日のマイナーチェンジ効果が出たというのは、早過ぎるかもしれませんが、いずれにしても前月比114.3%・前年同月比106.8%となる1万4035台を販売しています。

●2015年11月軽自動車セールランキング速報
1位 ホンダ N-BOX 14,035台
2位 ダイハツ タント 10,957台
3位 日産 デイズ 10,695台
4位 ダイハツ キャスト 9,172台
5位 ダイハツ ムーヴ 7,827台
6位 スズキ アルト 7,556台
7位 スズキ ワゴンR 6,969台
8位 ダイハツ ミラ 6,615台
9位 ホンダ N-WGN 6,597台
10位 スズキ ハスラー 5,702台

トップ10の内訳は、ダイハツ4車種、スズキ3車種、ホンダ2車種、日産1車種。トップ5はいずれも前月比で100%を越える伸びを見せています。また、スズキの3車種はどれも前月比100%に届かず、軽自動車マーケットにおける存在感が薄れているのを感じさせるランキングです。

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なお、前月はダイハツのニューモデル「キャスト」に引っ張られたかのように伸びを見せたスズキ・ハスラーは前月比68.1%で10位に沈んでしまいました。

とはいえ、12月に待望のアルトワークスを追加することがアナウンスされているスズキ、ワークス効果の集客により、どれだけ伸ばしてくるかが注目といえそうです。

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(山本晋也)

2015年11月の軽自動車セールランキング。不動のトップ、ホンダN-BOXがマイチェン効果で前月比114.3%(http://clicccar.com/2015/12/07/342260/)