アフガン戦で先発2人変更も、ハリル「まだ決めてない」

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 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は8日のW杯アジア2次予選・アフガニスタン戦に向け、3日のW杯アジア2次予選・カンボジア戦(3-0)から先発2人を入れ替える可能性を示唆した。

 イラン・テヘランのアザディスタジアムで行われた公式会見。アフガニスタン戦のスタメンについて、カンボジア戦のメンバーをベースにするのかと聞かれた指揮官は「2つのポジションで、だれが先発で行くかはまだ決めていない」と述べた。

「その選手が出たから、すぐにゴールできるわけではない」と、攻撃陣でスタメンの変更を考えていることを示唆したハリルホジッチ監督。左サイドハーフのFW武藤嘉紀をFW宇佐美貴史に代えるなどの可能性があるが、具体的には言及せず、「プランB、プランCというのを考えないといけない。今夜、何人かの選手と話してから決めたい」と話すにとどめた。

 カンボジア戦はミドルシュートによる2発などで3-0で勝った。テヘラン入り後のミーティングやトレーニングではクロスからの攻撃パターンを確認。クロスの上げ方、ゴール前の入り方を細かく指導した。

「とにかく重要なのはチームが点を取ること、そして勝つこと」と強調する一方、「センタリングは重要なテーマになってくると思う」と明言。「(センタリングから)ゴール前で戦略的に3つか4つのポジションを取りなさい。そこをオートマティックにしていこうと話している」と、選手への指示を明かし、クロスからの得点に期待した。

(取材・文 西山紘平)


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