マイクロソフト、文書公開&共有サービス Docs を開始。プレゼンや表、PDFの埋め込みも対応

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マイクロソフトが新サービス Docs の公開βテストを開始しました。Docs はマルチフォーマットのコンテンツ共有&パブリッシュサービス。

DocsはOffice文書のInstagramのような、またはScribd や SlideShareなどを拡張したようなサービス。Word文書、Excelの表、PowerPointプレゼン、さらにPDF文書や画像、新発想プレゼンソフト Sway などに対応し、コンテンツをコメント欄や共有リンク、埋め込みコードつきでウェブ公開できます。

Office文書の共有ならばOneDriveもありますが、OneDriveはクラウドストレージとして、ファイル・フォルダ単位のアクセス共有やコラボ編集が主な使い方です。対する Docsは複数形式の文書をコレクションとしてまとめてウェブで広く公開するなど、作ったあとのパブリッシュに主眼を置いています。

コレクション単位で他のサイトへの埋め込みにも対応。ウェブサイトに画像を貼りたければそのまま、動画を貼るときはYouTubeで、PDFならScribdで、などコンテンツの形式に応じたサービスはいろいろとありますが、Docs はプレゼンと元データの表計算ファイル、資料のPDFなどをまとめて扱えることがポイント。

公開した文書にはお気に入りやダウンロード(可否はオーナーが設定)、自分のコレクションに加えるボタン、コメントフォームなどが付いた Docs.com 上のページで公開されます。それぞれの形式のウェブ表示には、Office Online のリードオンリーモードを使う仕組みです。

Docsは現在パブリックベータ中。日本語にも対応しています。マイクロソフトアカウントでサインインすれば、無料でコンテンツを公開できます。

もともとDocs は Fuse Labs発のプロジェクトとして、Facebookと統合したかたちで数年前からテスト運用されてきましたが、新たに正式なサービスとして Docs.com を使い一般向けベータ公開に至った経緯です。

デモ用のExcel文書を埋め込み。
Vendor Tracking Sheet -- Michael AbbottDocs.com


こちらはコレクションの埋め込み。