多くの夫は、妻がいなくなっても「身の回りのことくらい自分でできる」と高を括ります。しかし、実際に直面するのは家事の不便さだけではありません。そこには、長年築いてきたはずの存在意義が根底から揺らぐ、残酷なまでの無力感にありました。ある夫婦のケースをみていきます。「自由」を謳歌するはずだった…55歳夫の悲壮感都内の精密機器メーカーで課長を務める佐々木徹さん(55歳・仮名)。25年連れ添った妻の美智子さんと激