韓国カルチャーが日本を席巻し、多くの人がK-POPアイドルに熱狂しているのがもはや当たり前な時代。そんな今だからこそ、舞台『焼肉ドラゴン』が上演される意味は大きい。在日コリアン家族の悲喜こもごもを描いた傑作舞台が待望の再演物語の舞台になっているのは、高度経済成長に国中が沸き、前回の大阪万博が開催された1970年頃の関西地方都市。焼き肉店を営む在日コリアン家族を中心に、彼らの日常が笑いを交えて描かれてゆく。