将来発生する相続税の負担を前に、少しでも節税したいと思うのは人情だろう。しかし、真偽のはっきりしない情報をもとに自己流で対策をすると、のちのち後悔することにもなりかねない。インターネットでたまたま見つけた情報を信じ、自己流で「相続税対策」をした吉田博之さん(48歳、仮名)のケースでは、のちに意外な盲点が発覚することに……。いったい何が間違っていたのか?相続にくわしい税理士の古尾谷裕昭氏が解説する。