防衛省統合幕僚監部は18日、中国海軍の空母「遼寧」が沖縄県・与那国島と西表島の間の接続水域を航行したと発表した。中国空母が接続水域に入ったのは初めて。政府は中国側に「深刻な懸念」を伝えた。接続水域は領海に隣接する海域で、国際海洋法条約に基づき、海岸から24カイリの範囲で沿岸国が設定する。各国船舶に「航行の自由」は認められるが、沿岸国は密輸や不法入国の防止のため一定の取り締まり権限を行使できる。