前後2気筒はメカニカル且つ高コスト仕様! 1980年のヤマハRZにはじまり、ホンダのMVXにNS、さらにスズキがΓでよりレーシングマシンに近づける過激な2ストレプリカ競争の渦中に、カワサキも遅ればせながら1982年にKR250の開発をスタートさせた。それは1970年代後半に世界GPでタイトルを獲得した、KR250/350ワークスマシンに倣ったタンデムツイン、単気筒を前後に連結した特異なエンジン・レイアウトを採用し