金沢高×和歌山東 ゲームレポート(前編)高校生はひと冬越えたら化ける──。ドラフト界隈では、そんな定説がある。毎年、春を迎えると新鋭が台頭して、ドラフト戦線に急浮上する。今春も金沢高(石川)の遊撃手・齋藤大翔(ひろと)や、和歌山東(和歌山)の強打者・谷村剛がスカウト陣から注目を浴びた。齋藤は身長181センチ、体重76キロ、右投右打の遊撃手。超高校級の快足と投手としても140キロを計測する強肩の持ち主