現在「推し」がいる人は約6割で、10代女性になると9割超――。LINEヤフーが13歳以上の男女2万8182人を対象に実施した調査結果だ。さまざまな企業で「推し」を活用したマーケティングも生まれている。だが、「推しのカジュアル化」が負の側面を生んだと、オタク文化に詳しいニッセイ基礎研究所研究員の廣荑涼氏は指摘する。推しの市場が広がったことで、誰もが「推して当たり前」という風潮が生まれた。SNSの普及も相まって他