客からの暴言や暴行、不当要求などで働く人の就業環境を害するカスタマーハラスメント(カスハラ)。カスハラに関連する項目は、2023年に改正旅館業法や精神障害の労災認定基準に盛り込まれるなど国も対策に乗り出している。一方で、パワハラやセクハラ、マタハラといったハラスメントについては法律で企業に対策が義務付けられているのに対し、カスハラは法制化されていない。法的な定義が難しい理由や、どのような内容での法制化