いまや誰もが知る大手航空会社となったANAですが、設立直後の社史がかなり特徴的で、赤裸々かつ自虐的な切り口なものとなっています。どういったもので、その意図はどこにあったのでしょうか。 「現在窮乏・将来有望」いまや国内大手航空会社の双璧にまで成長したANA(全日空)。もとをたどると、1957年12月1日、日本ヘリコプターと極東航空の合併登記が完了して設立された会社です。ANAでは、この頃のことを10年史『大空へ十年