君たち若者には無限の可能性がある、などと言う。また、チンケなSFでも、ほんの小さな変更がバタフライエフェクトでまったく別の可能世界を開く、とか、タイムマシンで若い頃に戻って、別の人生をやり直す、とか。 一方、百人一首には、祟りで有名な崇徳院の「割れても末に逢わむとぞ思ふ」という歌がある。滝川が岩に当たって分かれても、その先でまた合流する、という情景を詠んでいる。言葉づらで恋の歌を思われているが、百