「日野町事件」をめぐり、裁判のやり直しを認めた大阪高裁決定を不服として、大阪高検が最高裁に特別抗告したことについて、日弁連再審法改正実現本部本部長代行の鴨志田祐美弁護士は3月8日、「検察には自浄作用がない」などと批判。再審手続きに関する法規定の必要性を訴えた。日野町事件は1984年に滋賀県日野町で起きた強盗殺人事件。無期懲役が確定し服役中に病死した阪原弘さんの遺族が裁判のやり直しを求めている(死後再審)