北京五輪銅メダル獲得、世界選手権優勝で、名実ともに日本のエースになった坂本花織が、優勝候補筆頭として挑んだグランプリ(GP)ファイナルは、天国と地獄を味わう結果となった。それは調子の浮き沈みが激しい今シーズンを象徴するような戦いぶりだった。坂本の今季初戦は、例年より遅い9月のロンバルディア杯(総合2位)だった。収穫の多かった昨シーズンを終え、夏場のオフシーズンをどう過ごすのか。中野園子コーチから