「個性」や「多様性」という言葉がよく使われるようになった。他者との違いを尊重し、各自のありのままを受け入れることは、大切だけれどけっこうむずかしい。でも表現の世界では、この「違い」が大きな長所になる。そんなことを感じさせる、2つの展覧会が開催されている。強烈な個性と規格外のパワーを放つ、それらの魅力の一部を紹介したい。○アール・ブリュット2022 巡回展「かわるかたち」〜いろいろな素材、さまざまな表現「