2022年3月、長年在宅看取りを担う千場純医師(まちの診療所つるがおか)の訪問診療に同行した。がんや認知症などの疾患を抱えながら、家で過ごす方たちを取材したいと私(笹井恵里子)からお願いしたのだ。千場医師は「現代では高齢者の孤立が課題だから、ぜひその現場を見てほしい」と話す。そこで妻を介護する3人の夫に出会い、“三者三様の孤独”を感じた。このうち1人目の男性は、突然在宅介護が始まったばかりで、部屋の状況