中国遼寧省の丹東郊外にある原油貯蔵庫から、鴨緑江の河底を経て、北朝鮮の平安北道(ピョンアンブクト)枇峴郡(ピョヒョングン)白馬里(ペンマリ)の「烽火化学工場」まで続く11キロのパイプライン。北朝鮮は、中国から援助として送られる年間数万から数十万トンの原油を同工場で精製して、国内に流通させてきた。国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議で、北朝鮮への石油製品輸出が禁じられている中、北朝鮮をかろうじて