近年、様々な悪材料で踏んだり蹴ったりの北朝鮮農業に、今年もまた強敵が出現した。北朝鮮の一部地域で、稲の葉を枯らせて生育、収穫に致命的な影響を与える「いもち病」が広がっているというのだ。カビの一種であるイネいもち病菌が原因となるこの病気に対し、効果的な対策が取れずにいると、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。いもち病が広がっているのは、平安南道の北部、北朝鮮が誇る大穀倉地帯「十二三千里平野」にあ