北朝鮮の各地に立つ金日成主席、金正日総書記の銅像は、同国で最も神聖かつ重要な施設とされている。24時間態勢で警備が行われ、国民が電力難に苦しむ中でも、銅像は照明で煌々と照らされている。「民族の太陽」である金日成氏は、常に光り輝いていなければならないからだ。照明が消えでもしたら、故意でなくとも責任者のクビが一斉に飛ぶ大事件となる。戦前の日本で、御真影(天皇の写真)の汚損・破損で責任が問われていたのと同