お寺の門前に腰を下ろす猫がTwitterに投稿され、その哀愁ただよう背中が反響を呼んでいる。固く閉ざされた門に正対した茶トラ猫は、何かを待つように座り込んでいた。猫であるがゆえの猫背であるが、首を垂れているようにも見える。辺りには、後方の桜の木から散った薄桃色の花びら。その物悲しさも相まって抒情的な情景となっている。「教皇に破門された王が許しを乞うていた」「カノッサの屈辱ってこんな感じだったのかしら…」