「外国人ではなくシンガポール人を採用して下さい」。人材を求める企業が何日もかけて何人も面接し、やっと採用が決まったマレーシア人の候補者に申請していた就労ビザが、労働局の担当者の冷たい一言とともに却下される。シンガポールは、自他共に認めるほどアジアの中心的存在として栄えた。ヒト・モノ・カネの全てがこの国に多く集まり、一大経済国家を生んだ。外国人就労者が労働力の3分の1を占める。だが、ここ数年、