アメリカ人の「狂気と幻想」に迫ります(写真:izanbar/iStock)1962年生まれの私にとって、アメリカは思春期のころから「憧れの国」だった。親近感が漠然とした疑問に変化したのは、ドナルド・トランプ大統領が登場してからだ。選挙期間中から感じていたのは「この男が大統領になったら大変なことになる」ということだった。そして、それが現実のものとなってからは、大きな違和感を抱くことにもなった。当然ながら、違和感の根