宇宙に出来た空間の裂け目の様な天体は、地球から約3000万光年離れたアンドロメダ座の方向にある渦巻銀河「NGC 891」です。直径約10万光年ある「NGC 891」は、我々の視点ではほぼ真横から見え、その姿は地球から天の川の中心を観測した姿によく似ています。この画像からは、平で薄い銀河円盤と中央のバルジに対し、暗くぼやけた塵の帯が一直線に横切っていることや、ピンク色に表示された星形成領域、周囲にある青く若い星団を確認