日本中が、是非を巡って喧々囂々としている。1997年に日本中を震撼させた神戸連続児童殺傷事件。当時、14歳だった犯人の元少年A(注1)が、唐突に『絶歌』(太田出版)なる手記を発表したからだ。<何の連絡もなかった遺族は回収を希望><初版10万部が売り切れ状態だが、版元には抗議が殺到><出版を擁護した武田鉄矢を坂上忍が叱責><やっぱり黒幕は幻冬舎・見城徹社長か!>などなど…。真摯な提言から実にくだらないも