乗務員の健康状態可視化を通じた列車運行におけるヒューマンエラー撲滅を目指して7月15日からウェアラブル端末を活用した実証実験を実施します

写真拡大 (全4枚)

事業部起点オープンイノベーションプログラム「JISOU」採択案件







京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:都村 智史、以下「京王電鉄」)は、2024年7月から実施している事業部起点のオープンイノベーションプログラム「JISOU(ジソウ)」にて、事業部が提示したテーマの課題解決に向け、株式会社enstem(本社:東京都中央区、代表取締役:山本 寛大、以下「enstem」)をパートナー企業として採択しました。

京王電鉄では、日々のダイヤに基づく列車運行を通じて、ご利用いただいている多くのお客さまを安全に目的地へお運びする使命を果たすため、これまで安全に関する施策を推進し続けてきました。今回は、列車運行におけるヒューマンエラー撲滅を目的に、健康状態を可視化することに強みを持つenstemと連携し、7月15日(水)からウェアラブル端末をつかったサービス「Nobi for Driver」を活用した実証実験を実施します。

本実証実験では、列車運行に携わる一部の乗務員を対象に、ウェアラブル端末を装着し、乗務前・乗務中・乗務後における乗務員の心拍数の変動など、デバイスから取得できる生体情報をもとに乗務員の健康状態の分析を行うほか、異常を検知した際には装着者本人および管理者へアラート通知を行います。これにより、乗務員の健康状態の悪化やヒヤリハットが起きやすい兆候の早期検知および、健康起因リスクの可視化によるヒューマンエラーの未然防止が可能かを検証します。本実証実験の結果を踏まえて、京王グループの交通業セグメントへの横展開も視野に検討を進めてまいります。

今後も京王電鉄は、「JISOU」により、当社の事業部門および京王グループ各社の課題解決に向けて、スタートアップ企業をはじめとした外部企業との共創を推進していきます。

【本件のポイント】

①7月15日(水)から、列車運行におけるヒューマンエラー撲滅を目的に、enstemと連携し列車運行に携わる乗務員を対象に、ウェアラブル端末をつかったサービス「Nobi for Driver」を活用した実証実験を実施。

②デバイスを通じて得られる心拍数などの生体情報をもとに乗務員の健康状態の悪化やヒヤリハットが起きやすい兆候を事前に検知する。

③本実証実験での結果を踏まえ、京王グループの交通業セグメントへの横展開を検討する。

1.「JISOU」採択案件について

(1)募集内容

①テーマ

「列車運行におけるミス撲滅に向けた特性分析サービスの導入」

②解決したい課題

・乗務員の運転特性の把握やミスの撲滅

・乗務員の健康状態を可視化し、管理者による鉄道現場の把握

③ねらい

・定量的な分析により上記解決したい課題の解決を図る。

・実証実験の結果を踏まえて、京王グループの交通業セグメントを中心への横展開を検討する。

(2)採択企業

株式会社enstem

(3)採択理由

・enstemが提供するサービスは課題解決に向けた定量的なデータを取得することができるため。

・鉄道輸送の根幹である「安全」の向上に寄与することができるため。

2.enstemとの「Nobi for Driver」を活用した実証実験について

(1)概要

健康状態を可視化することに強みを持つenstemと連携し、ウェアラブル端末をつかったサービス「Nobi for Driver」を活用した実証実験を実施します。列車運行に携わる乗務員の一部を対象に、乗務前・乗務中・乗務後にウェアラブル端末を装着し心拍数の変化や眠気の兆候※の把握、時間別の分析を行うことで定量的なデータを通じて乗務員の健康状態を可視化します。また、「いつもと違う」状態が起きるとリアルタイムアラートが発生し、当事者に通知するほか、管理者にも通知が行われることで、現場の実態を把握することが可能となります。さらに、定期的なレポートを発行し、実証実験対象者のデータの比較や傾向を可視化することができます。

これにより、乗務員の健康状態やヒヤリハットが起きやすい兆候の早期検知および、健康起因リスクの可視化によるミスの未然防止が可能かを検証します。

※当社では、運転士の体調が急変した場合などに備えて、ハンドルから手が離れると自動的に非常ブレーキが作動する運転士異常時列車停止装置や、車掌が強制的に非常ブレーキをかける装置を全列車に搭載しています。

(2)実証実験対象

京王線・井の頭線にて、列車運行に携わる一部の乗務員

(3)実証実験期間

7月15日(水)~10月14日(水)

3.お客さまのお問い合わせ先

京王電鉄JISOU事務局 contact-koi@keio.co.jp

京王お客さまセンター 03―3325―6644(9:00~18:00)

【参考1】京王電鉄によるオープンイノベーションの取り組みについて

京王電鉄では2022年度から、スタートアップ企業をはじめとした外部パートナーとの共創によるオープンイノベーションプログラムを実施しています。また、成長領域の探索を目的とし、これまで複数のVCファンドやスタートアップ企業への出資を実施しています。さらに、2026年2月にコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)ファンド「京王れーるファンド」を設立し、これまで以上にスタートアップ企業との共創を推進していきます。

公式サイト:https://www.keio.co.jp/railroad/keio-open-innovation/

※2026年2月2日付発表「出資による共創の加速化を目指し、80億円規模のCVCファンド『京王れーるファンド』を設立」ニュースリリース参照https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2025/pdf/nr20260202_keiorailfund.pdf

【参考2】株式会社enstemについて







(1)会社名 株式会社enstem

(2)代表者 山本 寛大

(3)所在地 東京都中央区日本橋浜町3丁目23-1 ACN日本橋リバーサイドビル3階

(4)URL https://en-stem.co.jp/

(5)設立 2019年6月

(6)事業内容 ノンデスクワーカー向け健康・安全管理プラットフォームの開発・提供

【参考3】「JISOU」にて現在募集中のテーマ一覧

現在、「JISOU」では41件のテーマを京王電鉄内および京王グループから募集しております。

詳細については、以下URLをご参照ください。

https://www.keio.co.jp/assets/pdf/keio-open-innovation/koi-this-year/ker_jisou_boshu_theme.pdf

本件に関するお問合わせ先

京王電鉄広報部 042-337-3106