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3月27日、お花アイドル・hanarichuの緒方もも"出荷"ライブ「緒方もも 卒業ライブ『出荷』〜あの日見た花の名前を、僕たちは忘れない〜」が渋谷・THE GAMEにて行われた。

iDOL Streetのストリート生5人がクラウドファンディングによりファンからの支援を受け、お花アイドルとして活動しているhanarichu。そんなグループを結成から2年弱、リーダーとして牽引してきたのが緒方ももさんだ。昨年9月にTOKYO TORiTSU これで委員会を卒業してからもhanarichuとしての活動を継続してきたが、今年2月にhanarichuからも「出荷」(=卒業)を発表。この日がラストライブとなった。

笑顔で新たな道へ進む"ぴぃちゃん"を送ろうと、フロアを埋めたクロロプラスト(=ファン)たち。そんな彼らの後ろから5人が登場し、大きな驚きと歓声が会場を包む。ファンとハイタッチを交わしながらメンバーがステージに上がり、「はな☆ドキドキ晴れ」でライブがスタート。軽快なメロディに載せて満開の笑顔を咲かせる5人の姿に、ファンも負けじと声援を送った。続く曲は「☆恋してYES〜これが私のアイドル道!〜」。会場に足を運んでいるファンが何回も聞いてきたであろう、緒方ももさんの「才色兼備のアイドル目指す」という自己紹介も一旦今日で聞き納めとあって、明るい曲調の中に別れの瞬間が近づいていることを感じさせた。

ライブ中には、メンバーに卒業を打ち明けてから今日までを追った映像も公開された。卒業を4人に打ち明けたのは昨年8月の@JAM EXPO。まだTOこ員からの卒業も発表していない時期だ。「hanarichuを支えていた大きな柱が消えた」(三谷優依)、「どうやったらももがやめなくてええんやろ」(坂元葉月)と残されたメンバーは卒業に大きな衝撃を受ける。しかし、グループは次の目標である花活ツアーへ動き出す。残された時間を大切に過ごしながら、この日を迎えた5人の心境を初めて目にするクロロプラストたち。最後の大切な時間に立ち会える幸せと、大切な人との別れが近づいている寂しさを全ての人の胸に抱かせる中、手紙を持ったhanarichuのメンバーが再びステージに登場。緒方ももさんへメッセージを送った。

「ももはhanarichuのリーダーとして、メンバーの気持ちがちょっとバラバラになりかけたらまとめ上げたり、しっかりとメンバーを叱ってくれたり、落ち込んでたりしたらすぐ大丈夫って声をかけてくれたり、最高のリーダーです。怪我したりいろいろあったけど、そんなことに負けないももの強い気持ちが優依たちの気持ちを動かしてくれました」(三谷優依)

「ももさんが卒業するって聞いたときはすごい寂しかったし辛かった。これから残された4人でやっていけるか不安な気持ちがありますが、それ以上にももさんはたくさん悩んだと思うし、いろんな不安もあったと思う。さみしい気持ちはたくさんあるけど、ももさんがたくさん悩んで決めたことだから応援してるよ」(小玉梨々華)

「ももとは昔レッスンが一緒で仲良くて、ももがスト生に入ってきてくれた時はすごい嬉しかったです。(中略)怪我しちゃったときは、なんでももが怪我しちゃうのってすごい思ったし、葉月も悔しかったです。ガーデンショーに4人で出演して一日目に代役をしたときに、自分の実力の無さやももの大事さを本当にすごく感じました。そこでこのままじゃ駄目だなと思って歌やダンスの練習をして、三日目には4人とも少し変われた気がします。でも、この4人が成長できたのももものおかげだし、hanarichuにはももが必要って感じました。そのあとももが復帰して、5人で円陣組んでももの声を聞いたとき本番前なのに泣いてしまったけど、でもそれだけももが復帰してくれたのがうれしかったです(中略)葉月もももみたいなかっこいい人になれるように、これから頑張るね」(坂元葉月)