人間の怒りのピークは約4分半―この時間を耐えろ
些細な事で恋人とケンカ! しかも怒り続けて話も聞いてくれない……。夫婦喧嘩は犬も食わないとは言うものの、できれば怒りを静めて早く仲直りしたいものですね。なんとか仲直りするためのマジックワードが「4分半」って知ってましたか?
■とりあえず、聞き役に徹しよう
怒りで何も見えなくなっている相手に向かって、何を言っても無駄です。下手なことを言えば、火に油を注ぐ結果になることは、あなたも体験済みかと思います。まずは、ひと通り話を聞きましょう。「でも……」とか口を挟みたくなるような怒りも多いでしょうが、とにかく我慢。
まずは相手の言い分を全部吐き出させましょう。
■怒りを出しきる目安が4分半
人の感情には波があり、1つのことに対し怒っていられるのは、長くても4分半くらいだと言われています。もちろん、途中で口を挟み、別の怒りを発生させてしまえば、もっと長く怒ることになります。逆に言えば、4分半も怒り続けていれば、多少は冷静になってくれるのです。
その間は、じっと聞き役になり、逆に怒りの感情を出しきってしまうような相槌を打つと効果的です。
■出しきったあとが本当は肝心
怒ってる途中で言うとさらに怒りを買ってしまう「どうしたら良いか」という提案ですが、ある程度相手が怒りを出しきり、冷静になってからも提案がないのも、新たな怒りの炎を燃やしてしまいます。冷静になってきたかどうかは、相手の口調などで察することができるはず。
それを見計らってから、相手が納得できる解決方法を提案しましょう。
■4分半って結構長いのです
なんでもないときの4分半は大した時間に感じないと思います。しかし、怒りを聴き続けなければいけないときの4分半は、非常に長く感じます。また、あなたに対して失礼なことを言い出すこともあるでしょう。それに対し怒りで反応してしまえば、いつまでたってもケンカは終わりません。
4分半耐えるというのは、あなたも相手も冷静になるために必要な行動なのです。
なぜ怒っているのか、どうしてほしいのかがわかればいいのですが、相手が冷静にならない限りはそれを聞き入れてくれません。ただただ聞くのではなく、相手がどうしてほしいのか考えつつ、冷静になるまで待ちましょう。
そして仲直りしたら、お互いごめんなさいを言い合える関係になることで、ケンカ前よりも仲良しカップルになれるでしょう。