延岡学園vs都城東
都城東打線を7回被安打1・四死球2・奪三振3に封じた井上（延岡学園）
【両者チームここまでの戦績】
■都城東[1回戦]9対2飯野(7回コールド)[2回戦]8対1日向(7回コールド)[3回戦]11対8第3シード日南（試合レポート）
■延岡学園[1回戦]3対2都城西[2回戦]4対2都農[3回戦]4×対3富島(9回サヨナラ・試合レポート）
打撃好調で第3シード日南を下した都城東と、3戦とも接戦を制してきた延岡学園の準々決勝は、延岡学園1年生ピッチャー井上(背番号11)が、都城東打線を7回被安打1・四死球2・奪三振3に封じる躍動をみせた！そして、井上の好投に、3回戦まで思うようなバッティングをさせてもらえなかった強力打線が、ここぞとばかりに火を噴いた！
3回二死一二塁で延岡学園4番野��の右中間越2点適時三塁打で先制すると、続く5番和田が中前適時打で3対0とした。
5回には、延岡学園3番岡田が無死一二塁から右越3点本塁打を放つと、二死一三塁となってから7番井上が左中前適時打を放ち7対0。
6回には、延岡学園6番尾崎が二死一二塁から放ったライナー性の右飛球に、都城東右翼手がダイビングキャッチを試みるも捕球できず。2点適時三塁打で9対0となった。
5回3ラン本塁打の3番岡田（延岡学園）
都城東は、5回に先頭5番大脇の右前安打のみで、打者3巡目にも延岡学園井上を攻略することが出来ないまま7回コールド負けを喫した。
延岡学園は九州大会出場をかけて、10月11日第2試合(12：30〜)で、2戦とも完封勝利で駒を進めている都城と準決勝を戦う。
■延岡学園1年生井上眞投手「都城東打線を相手に緊張したが、カーブを軸に抑えることができた。(4打数1安打1打点3三振に)打席に立てば投手も打者なので、もっとバッティングで自分を助けられるようにしたい。」
■延岡学園重本浩司監督「まだ詰めが甘い。もう1点取れた。うちは九州大会出場が目標ではないので、次も目の前のことを、自分たちの野球をするだけ。」
■都城東橋口光朗監督「相手エースが投げると思って速球対策をして挑んだが読みが外れた。(延岡学園井上投手対策)選手にはベースに近寄り逆方向へ打つ意識を指示したが、打てなかった。(5回表)スクイズが失敗に終わったのが大きかった。継投で勝負に出たが、(5・6回に6失点は)自分の責任。」
（写真・文＝三角 竜之）
