単独首位発進の大山志保!(撮影:ALBA)

写真拡大

<ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 初日◇5日◇みずなみカントリー倶楽部(6,520ヤード・パー72)>
  国内女子ツアー「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」がみずなみカントリー倶楽部(岐阜県)で開幕。その初日、昨年3位タイの大山志保が8バーディを奪い単独首位に立った。

 怒涛のバーディラッシュも最初はボギーから始まった。出だしの2番パー5でいきなりティショットを林に打ち込みボギーを先行させてしまう。しかし「その時点でもうボギーで仕方ないなと思った」と割り切り次のホールへ。そんな割り切りが奏功したのか、次の3番で5メートルのパットをねじ込みすぐさまバウンスバック。この3番のバーディを皮切りにこの日のバーディラッシュが幕を開ける。その後5番で4メートル、8番では5メートルのミドルパットを沈めてスコアを伸ばし折り返す。
 バックナインでも最初の10番パー5で2オンに成功。このイーグルチャンスは外すも2パットでしっかり決めバーディ、次の11番では4メートルを沈め連続バーディ。さらに13番でバーディ、15番、17番では共に1.5メートルにつけるナイスショットでバーディ。「今日はショット、アプローチ、パター全部が良かった」と8バーディ・1ボギーの“65”で混戦から抜け出した。
 今日のラウンドを振り返り「すっごく良かったという感じはしなかったけど、チャンスを外すことが無かったのが良かった」と一定の評価しながらも「まだまだな部分、もっと出来た部分もあった」と圧巻のバーディラッシュにも100点は付けなかった。
 ただそのチャンスを外さなかったのがパッティング。「今年の「ニチレイレディス」の初日のラウンド後に購入したパターが本当に良くて。それ以降はずっと良かったんですけど、先週なぜか悪かった」。
 その「ニトリレディス」の初日は“74”と出遅れた大山。その理由は「パットでいつもしないようなミスをしてしまった」。しかしなんとか修正をし、2日目のバックナイン以降は調子を取り戻し、最終的に4位タイでフィニッシュ。良い状態に戻し「不安はない」と今大会に入ってきた。
 そんな大山の明日のプランは「とにかく攻める!」。下を考えず、自分がスコアを伸ばすことに集中して臨む構えだ。それには「明日以降周りも攻めてバーディ合戦になると思うから、まだ2日目だし、周りのスコアに惑わされず目標に向かってやっていきたい」という理由がある。
 多くの選手が「チャンスは多かった。もっとスコアを伸ばせた」という感想を持っている今大会の初日。明日以降そのチャンスをものにしてビッグスコアを出す選手が出ることは十分予想できる。そんな中でも大山は「他の選手のスコアに惑わさず、自分のプレーを貫く」。明日も調子の良く、口を開けば「最高!大好き!」と絶賛の声が止まらない2万2千円のパターを引っさげ、他人を気にせずバーディを積み上げる。
<ゴルフ情報ALBA.Net>