「1年後にはひっそりと海外や田舎で復活していたい」与沢翼が栄光と転落を語る
本作は、不動産業で巨万の富を得たアメリカの大富豪シーゲル夫妻を描いた物語。100億円をかけてフロリダにベルサイユ宮殿を真似た全米最大の邸宅の建築を開始。本来映画はその大邸宅完成までを記録したドキュメンタリーとなるはずでした。ところが、突如襲ったリーマンショックで彼らは窮地に陥り、会社は大ピンチ、ベルサイユ宮殿の建築もとん挫して、夫婦は急転直下、転落の一途をたどることになってしまい……。
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●与沢翼さんによる映画『クィーン・オブ・ベルサイユ』の解説
この映画の主人公デヴィッド・シーゲルさんは、タイムシェアというビジネスをしているアメリカの大富豪で、リゾートを30くらい作るんですね。そして1週間単位の利用権を年間52週分に相当する52人の人に売る。1人の方に売るよりも、安くして多くの方に売る方が大きな収益を上げますよね。いま日本でも車のタイムシェアや家のタイムシェアも始まっています。このビジネスは、1000億円規模の融資に依存したビジネスの体質だったために、600億円の規模のビルの建設をして300億円くらいを払い終わる頃、リーマンショックが起こってしまったんです。
この映画のすごいところは、デヴィッドさんが実在し、しかも直近の事例であったということがすごく勉強になりました。僕は普段映画が好きではないのですが、今回は見はじめたら食い入るように見てしまって、そのうち自分の状況と重なってしまって、同じような所で分析したりしてかなりの学びになりました。またこの家庭は、使用人が19人といることを前提に7人の子供を設けましたが、転落以降はメイドさんも3人にまで減ってしまったので、家も荒れていきます。しかし、そんな状況にあっても富める時も病めるときも一緒にいますと奥さんは言います。事実なので本物のストーリーであるということが力強く、かなり企業家魂が学べると思います。

